2007「日中文化•スポーツ交流年」記念事業
‘陳舜臣さんのトークショウ’報告
2007.3.18
2007年3月16日(月)に北京日本人会と国際交流基金の共催による陳舜臣さんのトークショーが国際交流基金北京事務所で開催された。
元中国文化部劉徳有部長、中国日本友好協会王効賢副会長、中日関係史学会丁民名誉会長、在中国日本大使館総務部泉裕泰公使、全日空大橋会長を始め在北京日本企業、大学、研究機関、政府機関、メディアの代表およそ100名の方々が来場され、国際交流基金北京事務所所長兼北京日本人会文化委員長藤田安彦氏の総合司会のもと、早稲田大学文学学術院教授•北京大学中国古文献研究中心客員教授の稲畑耕一郎先生がモデレーターを務めた。

陳舜臣氏は、ご自身の最初の北京との出会いを始め、神戸で過ごした少年時代の性格や大学で専攻した語学、小説家として歩んできた道について、稲畑耕一郎先生と一時間半にわたり語り合われた。話題はまた敦煌を初めて訪れた際の経緯からボストン茶会事件の後の南北戦争や阿片戦争など、近代史を作ったのはお茶であるという話、アヘン戦争、林則徐、琉球、歴史を記録した紙、論語など広範囲に及んだ。

失意の時でも明るく、粘り強く生きていかなければならないという陳氏の人生観は聴衆に感銘を与え、また日中関係について、陳氏はそれが隣同士の関係のように、良い時もあるし、悪い時もある。この自然な関係を楽観視している、最後に陳氏はこれから世の中は国境のないような世界になってほしい、という言葉で締めくくった。 |