2016年第2回日本語能力試験の申込案内

2016年12月4日日本语能力测试网上报名将于2016年8月18日开始。有关报名、考试的相关规定和报名步骤,请仔细阅读报名网站的《考生须知》和《报名步骤》。

 

重要提示:中国大陆考生参加考试必须携带的唯一身份证件是有效的“中华人民共和国居民身份证”原件。根据《中华人民共和国身份证法》,任何居民无论是何年龄,均可向户籍所在派出所申领身份证。特别提醒未申领身份证或身份证已过期的青少年考生提前办理,以免影响考试。

 

网上报名分两个阶段进行。第一阶段考生仅进行个人信息注册和上传电子照片;第二阶段除考生可继续注册外,按N1、N2、N3~N5的顺序依次分别开放考试名额供已完成个人信息注册与上传电子照片的考生选择级别和考点,此阶段要求考生完成预定考位和支付考费等全部报名手续。

 

网上报名开通时间的具体安排如下

报名步骤 日期及时间
开通日期 截止日期
报名 注册 8月18日 14:00 9月8日 14:00

(逾期不予补报)

N1 8月27日 14:00
N2 8月28日 14:00
N3~N5 8月31日 14:00
打印准考证 11月28日14:00下载打印准考证。 12月4日
考试 12月4日 13:00入场
领取成绩单 考试结束后3个月左右到达考点

报名网站网址为http//www.etest.net.cn(公网)或http//www.etest.edu.cn(教育网)

 

教育部考试中心海外考试报名信息网

2016年8月15日

烏鎮演劇祭2016 ミクニヤナイハラプロジェクト『桜の園』

矢内原美邦演出作品『桜の園』は、今中国で最も注目を集めている現代演劇祭の一つである烏鎮演劇祭の招聘を受け、北京日本文化センター及び烏鎮演劇祭制作委員会の共催により、2016年10月14日~16日、烏鎮・詩田広場にて上演します。本作は、矢内原美邦が「演劇作品」を制作することを目的に立ち上げたミクニヤナイハラプロジェクトの作品で、今回がフェスティバル/トーキョー2014での初演以来、初めての再演となります。

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作品について

一本の老木をめぐる3つの物語。時代の転換点に浮かび上がる多様な思考。

言語と身体の併走、ぶつかり合いに新たな演劇の芽を見出す実験場、ミクニヤナイハラプロジェクト。ダンスカンパニー、ニブロールの振付家でもあり、2012年『前向き!タイモン』で岸田國士戯曲賞を受賞するなど、精力的に表現の場を開拓する主宰・矢内原美邦が選んだのは、チェーホフの名作『桜の園』だ。

資本主義の台頭に揺れる貴族一家を描いた原作は、ここでは1本の老木をめぐる3つの物語となる。保護か、開発か、それとも・・・。観客は、同時進行する物語を観劇した後、3者の話し合いに立ち会う。誰もが納得する答えはない。さまざまな論点が浮かび上がるなか、時は流れ、時代は動いていく。

 

演出家について

矢内原 美邦

振付家、演出家、劇作家

1997年、各分野で活躍するアーティストを集めたmikuni_2パフォーミング・アーツカンパニー「ニブロール」を結成、代表兼振付家としての活動を始める。日常的な身振りをベースに現代の東京の空気をドライに提示する独自の振付で、オレゴン・ダンスフェスティバル、サンフランシスコ・BUTOフェスティバル、ベルリン・フュージョンフェスティバル、ラオコオン・フェスティバルなど数々の海外のフェスティバルにも招聘され、先端的な劇場として知られるThe Kitchen(ニューヨーク)での単独公演も行うなど、世界的に高い評価を受けている。2005年、吉祥寺シアターのこけら落とし公演を契機に、演劇作品に取り組む「ミクニヤナイハラプロジェクト」を始動、劇作・演出を手がける。2012年『前向き!タイモン』で第56回岸田國士戯曲賞受賞。また、「off-Nibroll」名義で美術作品も制作し、数々の展覧会に参加。プロダクションIG製作アニメーション『ホッタラケの島』では振付を担当するなど、ダンスと演劇、美術などの領域を横断しながら作品制作を行う。日本ダンスフォーラム大賞、横浜市文化芸術奨励賞受賞。近畿大学舞台芸術学科准教授。

 

劇団について

ミクニヤナイハラプロジェクト

2005年に「演劇作品」を製作することを目的に立ち上げたソロプロジェクト。些細にみえる日常を大胆に切り取りスケッチした物語群の中に、ノスタルジーを喚起する往年の日本アニメへのオマージュや自らが作詞する淡い青春ラブソングを織り交ぜ、意識的に「演劇的」でありながらも、様式に束縛されない手法が注目を集める。その圧倒的な情報量と運動量で知られる舞台では、劇画的にデフォルメされた自己中心的なキャラクターたちが、言葉と体をダンスするかのごとく高速回転させ、ドライブ感に溢れた魅力が生まれる。12年『前向き!タイモン』にて第56回岸田國士戯曲賞を受賞。

樱之园 剧照
photo:Yohta Kataoka/片岡陽太 @ Festival Tokyo

 

公演について

ミクニヤナイハラプロジェクト 『桜の園』

上演時間:2016年10月14日 / 15日  /16日  20:30~

上演会場:詩田広場

上演時間:75分(日本語公演、中国語英語字幕)

 

キャスト&スタッフ

作・演出:矢内原美邦

出演:笠木 泉、橋本和加子、光瀬指絵、川田 希、川上友里、菊沢将憲、佐々木 至、細谷貴宏

制作:株式会社precog(中村 茜、河村美帆香、兵藤茉衣、水野恵美)

技術コーディネート:鈴木康郎

舞台監督:中原和彦

照明:伊藤 馨

映像:佐藤信介

美術:曽我部昌史

衣装:スズキタカユキ

中国公演主催:国際交流基金北京日本文化センター

 

映像撮影クルー

監督:佐藤信介

撮影:与那覇政之

撮影助手:大竹正悟、戸羽正憲

特機:平川真司、沼田真隆

制作:丸岡るみ子

協力:オンビジュアル、オフィス ワン・ツー・スリー、エースエージェント、舞プロモーション、劇団はえぎわ、急な坂スタジオ、Angle pictures、神奈川大学曽我部研究室、マチデザイン、長谷川明建築設計事務所、日本大学佐藤慎也研究室、ニブロール

製作:ミクニヤナイハラプロジェクト

初演時共同製作:フェスティバル/トーキョー

 

詳しくは烏鎮演劇祭ホームページまで。

演劇最強論in China講座——日本の現代小劇場演劇について

日本現代演劇の最前線を紹介する『演劇最強論』の著者の2人:日本の演劇ジャーナリスト徳永京子と批評家藤原ちからを招き、北京と上海にてレクチャーとディスカッションを行い、小劇場演劇今に至るまでの流れと現在進行形の日本現代演劇について、中国の演劇愛好者及び関係者に紹介します。

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講師

徳永京子|演劇ジャーナリスト徳永プロフィール写真(©平松理加子)

80年代から東京を中心に日本の演劇を観続け、90年頃から雑誌、専門誌、公演パンフレットを中心にインタビュー、作品解説、寄稿文などの執筆活動をスタート。09年から朝日新聞で毎月劇評を執筆。同年から東京芸術劇場の運営委員および企画選考委員。昨年からパルテノン多摩の企画アドバイザー。現在、月刊誌「シアターガイド」にて、世代の異なるクリエイターの対談『1テーマ2ジェネレーション』を連載中。また、日本の現代演劇の最先端を紹介するサイト『演劇最強論-ing』を、藤原ちから氏と共に企画・監修・執筆。著書に、蜷川幸雄が結成した高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアターのメンバー41人にインタビューした『我らに光を』(河出書房新社)、日本の近年の演劇を多角度から考察した『演劇最強論』(飛鳥新社。藤原ちから氏と共著)。この10年の年間観劇本数は250〜280本。写真:平松理加子

 

藤原ちから|批評家、編集者

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BricolaQ主宰。12歳で単身上京し、東京で一人暮らしを始める。出版社勤務の後フリーランスに転向してからは、蔵野美術大学や世田谷パブリックシアターの広報誌を編集してきた。徳永京子とは共著『演劇最強論』(飛鳥新社)のほか、ローソンチケットのバックアップによるウェブサイト「演劇最強論-ing」を共同運営中。NHK横浜で現代演劇についてのラジオにも出演している。本牧アートプロジェクト2015プログラムディレクター。APAFアートキャンプ2015キャプテン。またBricolaQ名義で遊歩型ツアープロジェクト『ENGEKI QUEST』を、横浜を中心に、城崎温泉、マニラ、デュッセルドルフなど各地で創作している。

 

モデレーター

孫暁星(スン・シャオシン)

劇作家、演出家、批評家。中央戯劇学院卒、現在天津音楽学院戯劇ドラマ科講師。北京、上海、広州の小劇場やインディペンデントで活動する劇団、評論家などを総括的に紹介著書『Re-Theatre インディペンデント演劇の都市地図』を執筆。2015年劇団en?(这是怎么回事?怎么变这样?)を旗揚げ、2016年に『サイボーグ劇場計画:オンラインすべきかオフラインすべきか、それが問題だ』を創作、オンラインアートプロジェクト‘文化館’16などに招聘されている。

陈然(チェン・ラン)

演劇ジャーナリスト、演出家。北京の中央戯劇学院で映画や演劇史、中国の現代文学などを学ぶ。2010年に卒業して以降は、批評家や編集者として舞台芸術に携わる。2012年から、中国で最も影響力のある新聞のひとつである「新京報」で記者として活躍しており、鈴木忠志や岡田利規へのインタビューも行った。2014年から劇団「Stage No More」を主宰し、演出家としても活動している。

黄佳代(ホワン・ジャーダイ)

ACT上海現代演劇祭プログラムディレクター,上海話劇芸術中心国際交流部主管。大学在学期間中演劇及びパフォーミングアーツ、芸術理論などを学ぶ。2001年よりアートメディア、翻訳に携わり、ブリティッシュカウンシル主催の中国国内アートプロジェクトを長年担当。演劇においては、創作者として上海、イギリス、セルヴィア各地にて上演を果たした。

 

演劇最強論in China講座——日本の現代小劇場演劇について

【講師】

演劇ジャーナリスト 徳永京子

演劇評論 藤原ちから

【北京会場】

モデレーター:演劇ジャーナリスト    陳然

       演出家/批評家   孫暁星

時間:2016年8月13日 13:30

場所:北京蓬蒿劇場(東城区東棉花胡同35号)

北京会場申込み:http://t.cn/Rt6b1Gy

【上海会場】

モデレーター:ACT上海現代演劇祭プログラムディレクター  黄佳代

時間:2016年8月16日 19:15

場所:上海話劇芸術中心(安福路288号)

上海会場申込み:下記QRcodeをスキャンし、手続きを進めてください。

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JF日本語教育スタンダードとは

JF日本語教育スタンダード(以下、JFスタンダード)は、日本語の教え方、学び方、学習成果の評価のし方を考えるためのツールです。 JFスタンダードを使うことによって、日本語で何がどれだけできるかという熟達度がわかります。また、コースデザイン、教材開発、試験作成などにも活用できます。

JF日本語教育スタンダードパンフレット(日本語版) (中国語版) (英語版)

北京日本文化センター広報担当業務の委託 【終了】

※締め切りました

 

当センターでは、広報事業全般を委託する中国人担当者を1名募集します。以下の募集要領をお読みの上、指定した書類を当センターに郵送してください。7月28日(木)郵送必着。締め切り後は受理しません。また、持参は受け付けません。

 

1 送付書類

(1)履歴書:

添付の書式を使用し、日本語で記入してください(ワードプロセッサ使用)。   

履歴書ダウンロード

(2)アイデア・企画提案書:

タイトル「北京日本文化センター微博・微信フォロワー倍増計画」として日本語で作文してください。(A4版用紙1枚以上。書式自由。)

(3)日本語能力試験1級またはN1の合格証書コピー

(4)最終学歴在学校の成績証明書

(5)身分証のコピー

 

2 書類送付宛先

北京日本文化中心(日本国際交流基金会)

100022 北京市朝陽区建国門外大街甲6号SK大廈3層301

電話:010-8567-9511

担当者:久保田、後井

(応募書類は返却しません。応募書類は本件事務にのみ使用し、他の用途には使用しません)

 

3 募集条件

(1)中国国籍を有し、大学本科卒もしくは大専卒以上の学歴の方。

(2)2016年7月1日現在で満35歳以下の方。

(3)心身ともに健康な方。

(4)日本と中国の社会、文化、歴史、言語に対する幅広い関心と日中交流に意欲をお持ちの方。

(5)下記5.の担当業務に責任を持って取り組むことの出来る方。

(6)コンピュータを使った事務処理(MS Office必須、Macintoshの基本操作等)、SNS(微博、微信、豆瓣等)の操作に習熟していること。ホームページ制作、プログラミング、動画・画像編集等の基礎知識があれば尚可。

(7)応募時点で日本語能力試験1級またはN1にすでに合格していること。

(8)2016年8月から下記の勤務地で勤務が可能な方。

(9)兼業することになる場合、現在のお勤め先や契約先との関係上、本件業務を請け負うことが契約違反にならないこと。

 

4 勤務地

北京市朝陽区建国門外大街甲6号SK大廈3層 北京日本文化センター

 

5 担当業務

当センター公式ホームページ及び公式SNS(微博、微信、豆瓣等)アカウントの運営、O2O(Online to Offline)的事業の実施、広報物の作成等による当センター広報業務全般です。各種原稿・記事の作成・編集・翻訳(外部専門家等への執筆依頼、やり取りを含む)に加え、関連企画の立案・関係者との連絡調整・実施も行います。日本に関心がある中国人に向けて、楽しくおもしろい記事や役に立つ情報を届けたり、読者との交流を通じて、日本文化や当センターの活動について、もっと多くの方々にファンになっていただくことが目標です。

 

6 その他

(1)書類選考の上、合格者に対して面接を行います。面接予定日は8月第1週です。面接参加のための交通費、宿泊費等は一切支給しません。

(2)合格者は当センターと業務委託契約を締結して、業務に従事します。契約更新のタイミングは新年度開始日です。契約延長の可否は業務の実績・達成状況等を当基金が総合的に勘案した上で判断します。

(3)報酬や各種条件については合格者と面談の上、当センターの規程に基づき決定します。

(4)毎週、月曜日から金曜日の9:00~17:00、週5日、当センター内で業務を行うことを原則とします。但し、能力・経験・条件等によっては、フレックスタイム方式を採用する可能性もあります。Webデザイン、ITコンサルティング、各種PR業務の経験者の応募を歓迎します。

以上

「8ミリ・マッドネス!! ~自主映画パンク時代~」 7月 西寧と北京で

自主映画の大物監督が処女作を公開。創作の原点に戻り、パンクの熱狂を再び巻き起こす

 

KEY竖'70~80年代、思想的な低迷に陥ったヨーロッパでは自由と反骨精神を象徴とするパンク文化が巻き起こり、分かりやすく魅力的な芸術表現の形として世界中の若者たちがそれに習った。70年代の日本では、映画産業の衰退に伴い、映画作品を量産していた「撮影所」方式が徐々に崩壊。それまで大手映画会社のお抱えだった職業監督らは一斉に解雇された。映画監督は経済的に何の保証もない自由業に成り果ててしまったのだ。こうした映画産業の構造変化の下、8ミリ映画は、手軽な記録ツールとして、若者たちの創作にかける熱意と時代の抑圧感を引き受け、自由奔放な作風の映画作品を生み出していった。映画はもはやお高く止まったファンタジーの産物ではなく、個人的な熱狂から湧き上がってきたものである。現代日本映画の名立たる監督たちも、多くはこの時期に映画制作を始めている。

あの当時のパンク精神は、正にフィルムの色彩と同じく色あせつつある。これらの貴重な映像をよりよく保存し、残していくため、そして、かつて8ミリ映画が引き受けた創作にかける熱意をデジタル時代に継承しいてくため、ぴあフィルムフェスティバルは香港国際映画祭及びベルリン国際映画祭と共同で「8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~」を企画。園子温、矢口史靖、塚本晋也ら9名のヘビー級監督が1977年から1990年に撮影した8ミリ自主映画11作品に2Kデジタル化処理を施し、英語字幕を加え、本年ベルリンと香港の両国際映画祭にて上映を行った。

 

この度、国際交流基金北京日本文化センターは、FIRST青年映画祭及びユーレンス現代アートセンターと連携し、「8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~」に中国語字幕を加え、西寧と北京で巡回上映いたします。中国の映画制作者、映画愛好家のみなさんとパンク時代の8ミリ自主映画の精神を共有したいと思います。この場をお借りして、ぴあフィルムフェスティバルのディレクター荒木啓子氏、香港国際映画祭の王慶鏘氏、そして今回の上映会の実現にご尽力いただいた全ての方々に、改めて御礼申し上げます。

 

共催: 国際交流基金北京日本文化センター、FIRST青年映画祭、ユーレンス現代アートセンター

中国語字幕提供:国際交流基金北京日本文化センター

特別協力:ぴあフィルムフェスティバル、香港国際映画祭

 

なお、ぴあフィルムフェスティバル・ディレクターの荒木啓子氏と矢口史靖監督を西寧にお招きし、7月26日の「8ミリ・マッドネス!!」アフタートークと、7月27日のFIRST青年映画祭授賞式にご出席いただく予定です。

 

上映スケジュールとチケット購入

西寧FIRST青年映画祭: 淘票票 チケット販売サイト

北京ユーレンス現代アートセンター:全6回セット購入  単品購入

 

 

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8ミリ・マッドネス 監督及び作品紹介

 

石井岳龍

1957年、福岡県福岡市生まれ。1976年、日本大学藝術学部入学直後、8mm映画デビュー作『高校大パニック』が熱狂的な支持を得る。デビュー以来の鋭い表現手腕は、映画に留まらず、ミュージッククリップ、ビデオアート、写真、ライブ活動等、様々なメディアで発揮され続けている。尖端的な音楽と、風景や光の情景をミックスさせた映像表現手法は、「実験的」と評されながらも、特に同じ業界の人間や、アーティストからの評価が高いことでも有名。ちなみにクエンティン・タランティーノも石井聰亙を敬愛している。代表作に、『狂い咲きサンダーロード』(1980)、『爆裂都市 BURST CITY』(1982)、『逆噴射家族 』(1984)、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001)、『生きてるものはいないのか』(2012)、『シャニダールの花』(2013)、『蜜のあわれ』(2016)など。

 

『1/88000の孤独』

1977年/43分

東京の片隅で孤独な毎日を送る、冴えない浪人生。勉強には集中できず、疎外感と劣等感と性欲にまみれた日々のなか、その鬱屈が、突如、なんの前触れもなく爆発する。救いのかけらもない衝撃の結末で観る者を凍らせる、陰惨かつ暴力的な問題作。14年ぶりのロック映画『ソレダケ/that’s it』(2015年)が大絶賛されたばかりの石井監督、原点の1作。

 

手塚真

1961年東京生まれ。 高校生の時に8mmで映画製作を始め、大島渚監督を初めとする映画人の高い評価を得る。大学在籍中から映画、テレビ、ビデオを初めとする様々なメディアで活躍。映画を中心としながら、小説やデジタル・ソフト、イベントやCDのプロデュースも手掛け、先進的な内容やスタイルが注目されている。1999年に劇映画『白痴』がベネチア映画祭ほかで上映され、国際的に評価される。

 

『UNK』

1979年/15分

空飛ぶ円盤にさらわれた少女が宇宙人の都市へと連れられていく。『未知との遭遇』へのオマージュとして、前年の第1作『FANTASTIC★PARTY』が大島渚監督から絶賛された手塚監督が高校2年生のときに手掛けた第2作。出演以外のすべてを手塚監督ひとりでこなし、実験的手法と特殊撮影がテンポよく融合、8mmの可能性にチャレンジした意欲作。(ノーダイアログです。)

『HIGH-SCHOOL-TERROR』

1979年/6分

放課後の教室に残る2人の女子高生。やがて夜になり、ひとりがホラー映画そこのけのいたずらを仕掛けると…。手塚監督が高校卒業目前に短期間で撮ったホラー映画の習作は、撮影技法や演出力においても優れ、すこぶる怖い8mm作品として全国で自主上映された。1990年代後半に映画やドラマで人気を集めた『学校の怪談』の先駆けとも言える作品。

 

山本政志

『闇のカーニバル』(1982)が、ベルリンとカンヌの映画祭で連続上映され、ジム・ジャームッシュらニューヨークのインディペンデント監督から絶大な支持を集める。その後、『ロビンソンの庭』(1987)がベルリン映画祭Zitty賞、ロカルノ映画祭審査員特別賞、日本映画監督協会新人賞を受賞。2012~2013年は、実践映画塾『シネマ☆インパクト』を主宰し、12人の監督とともに15本の作品を世に送り出し、その中から、メガヒット作大根仁監督『恋の渦』を誕生させた。その他の代表作に『聴かれた女』(2006)、『水の声を聞く』(2014)など。

 

『聖テロリズム』

1980年/127分

とあるマンションの住人たち。無差別殺人を繰り返す男。通り魔的殺人を繰り返す裕福な少女。天体マニアの管理人。貯水タンクに浮かぶ独り言の多い死体。右翼らしい集団。次から次に登場する異様な登場人物たちを同時進行で描く、過激にぶっとんだ衝撃作。山本監督の幻の傑作だ。

 

緒方明

1959年、佐賀県生まれ。福岡大学在学中に石井聰亙監督と出会い、石井作品の助監督を務めるようになる。1981年、監督作品の『東京白菜関K者』が第4回ぴあフィルムフェスティバルで入選を果たした。その後は高橋伴明、大森一樹の助監督を経て、2000年に『独立少年合唱団』で劇場映画デビューし、ベルリン国際映画祭最優秀新人監督賞を受賞。『いつか読書する日』(2005)がモントリオール国際映画祭審査員特別賞を受賞した。2013年より日本映画大学の教授も務める。その他の代表作に、『のんちゃんのり弁』(2009)、『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』』2013)、『友だちと歩こう』(2014)、『この街の命に』(2106)などがある。

 

『東京白菜関K者』

1980年/59分

ある朝起きたら白菜に変身していた男、K。街へ出た彼はさまざまな事件に巻き込まれ、追い回される。カフカを下敷きにしながらも、心理描写や文学性とは無縁にひたすら街を疾走するKをとらえ、新感覚アクション映画に仕立て上げた。

 

諏訪 敦彦

1960年生まれ。東京造形大学在学中にインディペンデント映画の制作にかかわる。卒業後、テレビドキュメンタリーの演出を経て、1996年に『2/デュオ』を発表し、ロッテルダム国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞。その後も、『M/OTHER』(1999)でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞、『不完全なふたり』(2005)でロカルノ国際映画祭審査員特別賞を受賞。完成された脚本を用いない独特の手法で知られる。2008年から2013年まで東京造形大学学長を務めた。その他の代表作に、『H/story』(2001)、『Paris, je t’aime』(2006)、『ユキとニナ』(2009)など。

 

『はなされるGANG』

1984年/85分

耳の聞こえないギャング・加村と、文庫本を読む少女・理恵が、これから始まる物語についてまず語り、それから逃走劇と銃撃戦が展開。章立ての字幕が挿入され、撮影された日付が記され、残り時間を知らせるセリフが入る。ゴダールの影響を受けたという本作には、ドラマの虚構性について考察しつづける諏訪監督の本質が詰まっている。

 

园子温

愛知県豊川市生まれ。17歳で詩人デビュー。 「ジーパンを履いた萩原朔太郎」と称される。映画監督デビュー作『俺は園子温だ!』(1985)と翌年の『男の花道』がPFF(ぴあフィルムフェスティバル)に入選、第4回スカラシップを獲得し『自転車吐息』(1990)を製作する。日本のインディペンデント映画の牽引役となり、国際的な映画祭の常連としても活躍している。その他の監督作に『自殺サークル』(2001)、『紀子の食卓』(2006)、『愛のむきだし』(2008)、『冷たい熱帯魚』(2011)、『希望の国』(2012)、『地獄でなぜ悪い』(2013)、『ラブ&ピース』(2015)、『ひそひそ星』(2016)など多数。

 

『俺は園子温だ!』

1984年/37分

自分の誕生日までの3週間、暗い室内でカメラに向かって呟きを繰り返す自撮りシーンから、一転、カメラが突然走り出す。22歳の園子温は奇声を発し、自分の髪を剃る。映画という媒体を利用して、自身の存在証明を過激に追求する一方、映画の存在そのものにも鋭く迫る。既存の映画のルールを壊し続けてきた園監督の創作エネルギーがここに凝縮。

『男の花道』

1986/111分

第1部は、東京を舞台に明確な理由もなく主人公は怒り狂いながら男たちから逃げ回る。第2部は、一転、東京で一旗あげたいと思いつつ地方都市で悶々と過ごす主人公が家を出て行くまでを、静謐に描く。家と家族を断ち切れない作者の心の叫びが痛烈に響く。本作が劇場映画デビュー作『自転車吐息』につながり、園監督の「花道」への第一歩となった。

 

平野勝之

1964年生まれ。静岡県出身。アマチュア時代より8mmを中心とした映像作品を撮り続け、PFF等で高く評価される。プロデビュー作はAV『由美香の発情期』。その後、『水戸拷問』、『ザ・タブー』といった、ひたすらに面白い傑作AVを数多く監督する。1997年に女優・林由美香との北海道自転車旅行を記録した『由美香』が劇場公開され大ヒットする。その後も自転車旅行を題材とした『自転車三部作』を作り、厳冬期の北海道を自ら走って撮影した『白 THE WHITE』をベルリン国際映画祭に出品している。2011年には2005年に突然恋人を失った絶望感から立ち直るまでを記録した『監督失格』を上映した。

 

『愛の街角2丁目3番地』

1986年/93分

マサヒロとヨーコはふとしたことで喧嘩別れ。マサヒロはオカマになろうとし、ヨーコは乞食の仲間になる。原作は大友克洋の漫画だが、過激な即興的手法により途中から物語要素は放棄され、生身の人間たちによる狂騒がえんえん続く。虚構と現実のはざまのカオスから生まれ出てくる陶酔感が麻薬のように観客を引きこみ、大島渚監督に絶賛された。

 

塚本晋也

1960年1月1日、東京・渋谷生まれ。14歳で初めて8ミリカメラを手にする。87年『電柱小僧の冒険』でPFFグランプリ受賞。89年『鉄男』で劇場映画デビューと同時に、ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。主な作品に、『東京フィスト』(1995)、『双生児』(1999)、『六月の蛇』(2002)、『ヴィタール』(2004)、『悪夢探偵』(2006)、『KOTOKO』(2011)、『野火』(2014)など。製作、監督、脚本、撮影、照明、美術、編集などすべてに関与して作りあげる作品は、国内、海外で数多くの賞を受賞。1997年と2005年にはベネチア映画祭で審査員を務めた。俳優としても活躍し、自作のほか、石井輝男、清水崇、利重剛、三池崇史、大谷健太郎、松尾スズキらの作品にも出演。2002年には毎日映画コンクールで最優秀助演男優賞を受賞している。

 

『電柱小僧の冒険』

1988年/47分

背中に電柱が生えて、いじめられてきた学生が、ひょんなことから25年後にタイムスリップ、人類を支配しようとする鉄の吸血鬼軍団と戦うことに。アニメーションの手法を駆使したスピーディーな演出が度胆を抜くこの作品でぴあフィルムフェスティバルのグランプリを獲得した塚本監督は、翌年、伝説のカルト映画『鉄男』で世界にその名を知らしめる。

 

矢口史靖

1967年神奈川県生まれ。1990年8ミリ長編『雨女』がPFFグランプリを受賞。PFFスカラシップを獲得し16ミリ長編『裸足のピクニック』(1993)で劇場監督デビュー。以降、『ひみつの花園』(1997)、『アドレナリンドライブ』(1999)で高い評価を得、2001年には“男子のシンクロ”というユニークな題材で話題を呼んだ『ウォーターボーイズ』が大ヒットを記録。2004年の『スウィングガールズ』は第28回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞・最優秀音楽賞・最優秀録音賞・最優秀編集賞・話題賞等の5部門を受賞した。その後も、『ハッピーフライト』(2008)、『ロボジー』(2012)とヒットを飛ばす。芸術性とエンタテインメント性を併せ持つ、文字通り“日本映画界の至宝”。

 

『雨女』

1990年/72分

降りしきる雨のなか、貧乏暮らしの女2人はスーパーマーケットを襲い、キャベツ畑を荒らし、牛をも殺す。ドキュメンタリー、B級ホラー、前衛映画と、ジャンルを混在させ、暴走する2人とともに映画は疾走していく。本作はぴあフィルムフェスティバルでグランプリを獲得、矢口監督は日本を代表するエンターテイメント映画監督へと突き進む。