文化芸術交流
Arts and Cultural Exchange

3月に北京で松竹大歌舞伎公演を開催

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 日中国交正常化45周年記念事業logo1

 

国際交流基金と松竹、3月に中国・北京で松竹大歌舞伎公演を開催

 


 

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、本年で日中両国の国交正常化から45周年を迎えることを記念し、3月18日(土)から20日(日)までの3日間(計5回)、中国・北京で松竹大歌舞伎の公演を開催いたします。当基金では、日中国交正常化45周年記念事業として複数のプロジェクトを企画している中において、本歌舞伎公演は、周年事業の開幕を飾る事業として実施する運びとなりました。

このたびの松竹大歌舞伎北京公演は、歌舞伎の魅力を中国の観客に存分に堪能いただけるよう、工夫されたプログラムで構成されます。『義経千本桜』では歌舞伎の様式美を、『恋飛脚大和往来』では歌舞伎のドラマ性を、そして、『藤娘』では女方の舞踊を楽しんでいただくという趣向です。

主な出演者には、中村鴈治郎丈、中村芝翫丈、片岡孝太郎丈ら豪華な顔ぶれが並びます。中村鴈治郎丈と父・坂田藤十郎丈は、2007年に日中国交回復35周年記念事業として中国4都市で行われた公演にご出演されました。今回の企画は、10年ぶりの本格的な古典歌舞伎の名作公演となり、大谷信義松竹株式会社会長率いる総勢100名近くにものぼる公演団が北京に赴きます。会場となる北京天橋芸術中心は、2015年にオープンした新しい劇場であり、大中小の3つのホールを有する大規模劇場です。今後、地下鉄の駅に直結することが計画され、北京における舞台芸術の中心的役割を果たすことが期待されております。

 

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本日開催しました記者発表会におきましては、中村鴈治郎丈より「『封印切』をどのように受け入れていただけるか楽しみです」「日本人の心、人と人とのつながりを感じていただきたい」、中村芝翫丈より「中国の皆様に歌舞伎の文化を理解していただけますよう一生懸命努力していまいります」、片岡孝太郎丈からは「女方の舞踊は歌舞伎の基本です。日本の美を見せたい」とのコメントがありました。

 

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本事業の実施により、日中両国の文化交流が一層発展・興隆するよう期待しております。

 

 <公演概要>

【日   時】  2017年3月

18日(土)     13時30分開演/19時00分開演(2回公演)

19日(日)     13時30分開演/19時00分開演(2回公演)

20日(月)     19時00分開演(1回公演)

 

【上演演目】   『義経千本桜 鳥居前』『玩辞楼十二曲の内 恋飛脚大和往来 封印切』『藤娘』

 

【主な配役】   『義経千本桜 鳥居前』

佐藤忠信実は源九郎狐    中村 芝 翫

静御前                 片岡 孝太郎

逸見藤太                中村 福之助

武蔵坊弁慶              中村 橋之助

源義経                  市川 門之助

 

『恋飛脚大和往来 封印切』

亀屋忠兵衛              中村 鴈治郎

傾城梅川                中村 壱太郎

井筒屋おえん            上村 吉  弥

丹波屋八右衛門          中村 芝  翫

 

『藤娘』

藤の精                  片岡 孝太郎

 

【会   場】    北京天橋芸術中心 中劇場(900席)

【入 場 料】    380元、 280元、 100元、 80元 チケット購入はこちら

【主   催】       独立行政法人国際交流基金

【運   営】    中国対外文化集団公司

【企画・製作】   松竹株式会社、中国対外演出公司

【後    援】   中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、在中国日本国大使館

 

<上演演目・みどころ>

『義経千本桜 鳥居前』

兄源頼朝との不和により謀反の疑いをかけられた義経は、やむなく都を追われ、武蔵坊弁慶ら、わずかな家来とともに伏見稲荷にたどり着きます。そこへ義経らの後を追って愛妾の静御前が現れますが、義経は静御前に都へ留まるように諭し、初音の鼓を自らの形見として預け、立ち去ります。残された静御前は、鎌倉方の追手に捕われそうになりますが、駆けつけた家臣佐藤忠信が救い出します。そこに戻ってきた義経は、忠信に静御前の守護を命じ、西国へ落ち延びて行くのでした。

『義経千本桜』より狐忠信が豪快な荒事で活躍する一幕を、芝翫の狐忠信、門之助の義経でご覧いただきます。

 

『玩辞楼十二曲の内 恋飛脚大和往来 封印切』

淡路町の飛脚問屋亀屋の養子・忠兵衛は大坂新町の遊女梅川と言い交わす仲ですが、丹波屋八右衛門が梅川を身請けすると言い出して喧嘩となります。忠兵衛には身請けの金すらないと、八右衛門に満座の中で恥をかかされた忠兵衛は、屋敷へ届けるはずの為替の金の封印を切ってしまいます。公金横領の大罪を犯してしまった忠兵衛は訳を知った梅川と共に、何も知らない廓の皆に見送られ、死出の旅立ちをするのでした。

「玩辞楼十二曲」は上方の名優・初世中村鴈治郎が自身の得意芸を制定したもの。現・四代目鴈治郎の忠兵衛、芝翫の八右衛門で、廓を舞台に情緒豊かな上方歌舞伎の醍醐味を存分にご堪能ください。

 

『藤娘』

松の大木に藤の花が絡んで咲き乱れているところへ、塗笠をかぶり藤の枝を手にした愛らしい娘が現れます。大津絵から抜け出したように可憐な娘は実は藤の精。男心のつれなさを名所近江八景によせて踊り、恋のもどかしさを艶やかに踊っていきます。そして、松の大木に去っていった藤の精は、やがて小蔭から現れ、ゆったりと踊り始め、ほろ酔いの姿を艶やかに見せます。続いて娘の可愛らしさと、廓の女性の色気が織り混ざった華麗な手踊りとなりますが、やがて日も暮れ、いつしかその姿を消すのでした。

孝太郎の華やかで可憐な舞踊をご堪能ください。

 

<主な出演者プロフィール>

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中村鴈治郎 (四代目、成駒家)

1959年2月6日生まれ。坂田藤十郎の長男。1967年11月歌舞伎座『紅梅曾我』の一萬丸で中村智太郎を名のり初舞台。1995年1月中座『封印切』の忠兵衛ほかで五代目中村翫雀を襲名。2015年1~2月大阪松竹座において、『封印切』の忠兵衛、『廓文章』の伊左衛門で、上方歌舞伎を代表する名跡のひとつ、中村鴈治郎を四代目として襲名。海外公演は今回で9度目。中国、北京での公演は2004年6月、2007年9月以来3回目となる。この2007年公演は日中国交正常化35周年を記念して行われ、北京はじめ、上海、杭州、広州の4都市を巡演した。

 

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中村芝翫 (八代目、成駒屋)

1965年8月31日生まれ。七代目中村芝翫の次男。1970年5月国立劇場『柳影沢蛍火』の吉松君で中村幸二の名で初舞台。 1980年4月歌舞伎座『沓手鳥孤城落月』の裸武者石川銀八ほかで三代目中村橋之助を襲名。2015年10・11月歌舞伎座で八代目中村芝翫を襲名。立役として時代物、世話物、新歌舞伎など、幅広い分野で当り役を持つ。『熊谷陣屋』熊谷直実、『義経千本桜 渡海屋・大物浦』渡海屋銀平実は新中納言知盛、『極付幡隨長兵衛』幡隨長兵衛、『天保遊侠録』勝小吉など多くの持役がある。海外公演は、今回で5度目となる。

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片岡孝太郎 (初代、松嶋屋)

1968年1月23日生まれ。十五代目片岡仁左衛門の長男。1968年7月歌舞伎座『夏祭』の市松で片岡孝太郎を名のり初舞台。『毛谷村』のお園、『神霊矢口渡』のお舟、『御浜御殿綱豊卿』のお喜世、『野崎村』のお光、『妹背山婦女庭訓』のお三輪など幅広いレパートリーで時代を担う女方の一人。上方歌舞伎の女方の役にも色気があり『女殺油地獄』のお吉、『河庄』の小春などでも好評を得る。テレビや映画でも活躍の場を広げており、海外公演は今回で3度目となる。

 

<歌舞伎海外公演>

松竹株式会社は、1895年の創業以来、世界で唯一の歌舞伎の製作・興行会社として、歌舞伎をはじめとする日本固有の伝統芸術の継承と発展、世界への発信に努めて参りました。歌舞伎の海外公演には昭和のはじめより取組み、約90年間にわたり38ケ国で公演を行って参りました。このたびの北京公演は72回目の歌舞伎海外公演となります。中国での初の歌舞伎上演は1955年10月で、この度の北京公演で5度目を数えます。「歌舞伎は旅する大使館だ」という新聞評をいただきましたのは、 1978 年3月の訪豪歌舞伎公演のことでした。

 

<独立行政法人国際交流基金>

国際交流基金は世界の全地域において、総合的に国際文化交流事業を実施する専門機関です。1972年に外務省所管の特殊法人として設立され、2003年10月1日に独立行政法人となりました。国内に本部(東京・新宿)と京都支部、2つの付属機関(日本語国際センターおよび関西国際センター)、海外23か国・24の海外拠点(うち2か所はアジアセンター連絡事務所)を持ち、文化芸術交流、海外における日本語教育および日本研究・知的交流の3つを主要活動分野として、世界の人々と日本の人々の間でお互いの理解を深めるため、さまざまな企画や情報提供を通じて人と人との交流をつくりだしています。

HP: http://(http://www.jpf.go.jp/j/index.html )

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