「第2回“日本語教育学の理論と実践をつなぐ”国際シンポジウム」実施報告

1

開幕式

 2017年3月18日、19日、第2回「日本語教育学の理論と実践をつなぐ」国際シンポジウムが開催されました。2016年3月の『日本語教育基礎理論と実践シリーズ叢書』全巻刊行記念国際シンポジウムに引き続いて、いかに教育現場で理論と実践をつないでいくか考える場となりました。基調講演、パネルディスカッションとともに、日本語教育学実践研修会の参加者による優秀レポート発表会、及び一般応募による研究発表会も同時に開かれました。

 

★当日配布した予稿集はこちらからPDFファイルがダウンロードできます。

★当日の講演一部は下記リンクより視聴することができます。

①   基調講演(林洪先生) http://weibo.com/2384546731/EAkp98YqI

②   基調講演(細川英雄先生) http://weibo.com/2384546731/EAkYyoLx7

③   基調講演(佐藤慎司先生) http://weibo.com/2384546731/EAtq74qaQ

④   パネルセッション報告(細川先生、曹先生) http://weibo.com/2384546731/EAtXnk7rJ

 

2016tsunagu_3

 

 

 

 

 

日程2017年3月18日(土)、19日(日)

会場高等教育出版社(北京市西城区德外大街4号)

主催国際交流基金北京日本文化センター、高等教育出版社、北京日本学研究センター

講師

《基調講演》

林洪   北京師範大学日本語教育教学研究所所長

細川英雄 早稲田大学名誉教授/言語文化教育研究所代表

佐藤慎司 プリンストン大学東アジア研究部日本語プログラムディレクター

《パネルセッション報告》

細川英雄 早稲田大学名誉教授/言語文化教育研究所代表

曹大峰  北京外国語大学北京日本学研究センター 教授

朱桂栄  北京外国語大学北京日本学研究センター 副教授

王閏梅  華中科技大学外国語学院 副教授

2

基調講演

参加者

80名(中国及び日本の大学日本語教師など)

プログラム

3月18日(土)
9:00-9:30 開幕式
主催側代表・来賓挨拶、記念撮影
9:40-10:40 基調講演① 林洪先生(北京師範大学日本語教育教学研究所)

「新しい教育標準の理念と日本語教育実践の課題」

10:50-11:50 基調講演② 細川英雄先生(早稲田大学/言語文化教育研究所)

「実践研究は何をめざすか―日本語教育における実践研究の意味と可能性」

12:00-13:45 昼食
13:45-14:20 報告① 朱桂栄先生(北京外国語大学北京日本学研究センター)

「日本語教育学実践研修を通じての、理論と実践をつなぐ試み」

14:30-17:00 研究発表会(4分科会)

(日本語教育学実践研修優秀レポート発表/一般応募発表)

(20分発表+10分質疑応答・コメント)

17:00-17:30 研究発表会総括
18:00-20:00 懇親会
3月19日(日)
8:30- 9:30 基調講演③「未来を創ることばの教育をめざして」

佐藤慎司先生(プリンストン大学)

9:40- 9:45 パネルセッション説明

「日本語教育の実践能力向上をめざして、私たちはなにをするのか」

9:45-10:00 報告② 細川英雄先生「教育実践能力と実践研究」
10:00-10:15 報告③ 曹大峰先生「日語教学研究会教師研修プロジェクトの狙い-実践能力向上にむけて」
10:15-10:30 報告④ 王閏梅先生(華中科技大学)「現場教師の実践研究への支援」
10:40-11:30 壇上討論

細川英雄+曹大峰+佐藤慎司+朱桂栄+王閏梅(司会:平田好)

11:40-12:15 総括
12:15-12:30 閉幕式
12:30-13:30 昼食

3

分科会内容

第1分科会(実践研修優秀レポート発表会)
14:30 15:00 黄均鈞 華中科技大学 教師が「教えない」総合日語授業における実践者と学習者の葛藤と変容 ―大学3年次を対象とする総合日語授業から―
15:00 15:30 曽源深 恵州学院 TBLT指導法が大学の初級日本語通訳授業における応用実践研究
15:30 16:00 王愛静 中国海洋大学 初級日本語におけるタスク教授法の試み
16:00 16:30 韓蘭霊 劉艶偉 畢楊 時春慧 于亮 大連理工大学 日本語の初級段階における口頭試験の実施報告
16:30 17:00 李慧 蘭州理工大学 第二外国語としての日本語ブレンド型学習実践報告
2分科会(一般応募)
14:30 15:00 孫守峰 山東師範大学外国語学院 ビジネス場面における紹介のシラバス
15:00 15:30 王琳 上海交通大学外国学院日本語学部 『日本語視聴説』課程におけるアウトプットに関わる作業について
15:30 16:00 管秀蘭 山東青年政治学院 外国語口語教育におけるOPI評価体系の実践研究
16:00 16:30 潘郁紅 中共中央党校文史教研部 人文・社会学系大学院生向けの専門日本語教育への取り組み ―一日本語教師の教育実践を中心に―
3分科会(一般応募)
14:30 15:00 賈一飛 北京科技大学管庄キャンパス 中国の高等教育機関においてJF日本語教育スタンダード準拠教材を応用する実践 ―異文化理解能力の育成に焦点をあてて―
15:00 15:30 李暁燕 九州大学 教材を使わない「自由」の裏に求められるもの ―留学生と日本人学生の混成クラスにおけるアクティブ・ラーニングの教育実践より―
15:30 16:00 菅田陽平・朱桂栄・駒澤千鶴 北京大学,北京外国語大学,国際関係学院 「体験型学術発表」を通して考える「協働」とは
16:00 16:30 武一美・今井なをみ 早稲田大学 短期研修プログラムにおける「ポートフォリオ」の意義と課題 ―中国大学日本語主専攻を対象としたポートフォリオ作成実践を踏まえて―
16:30 17:00 鈴木今日子 中国人民大学 会話授業における自律学習能力と異文化理解能力の養成の試み ―中国大学日本語専攻の会話授業の実践―
4分科会(一般応募)
14:30 15:00 今井なをみ・古屋憲章 早稲田大学,武蔵野美術大学 訪日短期留学プログラムをとおして日本語学習を自身の人生に位置づける ―3年度にわたる中国西部日本語学習者訪日研修の実践研究から―
15:00 15:30 辛穎 牡丹江師範学院・首都大学東京 中国北方方言母語話者における促音知覚について ―マルチメディア教材“KITEKITTE”を用いた音声指導の効果を中心に―
16:00 16:30 李羽喆 早稲田大学日本語教育研究科 日本語の産出能力に対する自己評価から実践に何を示せるか ―「できない」という評価に焦点を当てて―
16:30 17:00 賈鵬飛 文教大学 1930年代の中国大陸における日本語教育の理論と実践 -「日本国籍」台湾人の張我軍の日本語教育観を中心に-

※一部発表者は都合により当日キャンセル。

 

日本語教育学実践研修会優秀レポート発表会

「日本語教育学実践研修会」(北京日本学研究センター・北京日本文化センター共催)は、参加者を限定した少数精鋭の研修会です。夏季集中研修5日間で実践課題を明確にして研究計画を作成し、9月からの教育実践を経て、1月までに実践研究レポートをまとめ、3月の発表会まで、8ヶ月に渡る研修です。優秀レポート提出者は北京に招聘されて、発表を行いました。2016年8月の夏季集中研修の報告もご参照ください。

2016tsunagu_8

 

 

 

 

 

 

 

 

栄誉証書を授与された優秀レポート提出者と主催者代表

 

参加者の声(アンケート自由記述より抜粋):

・今まで私が参加したシンポジウムの中で一番、現場の教師の葛藤、そして向き合う方法を提供、考えさせる大会でした。本当にありがとうございました。

・理論と実践について普段の教育現場でいろいろな悩みを感じている中、今回のシンポジウムに参加でき、大変よい刺激をいただき、これからは頑張って考えながら、実践をチャレンジしていきたいと思います。

・マクロ・ミクロ的視点を取り入れたとても有意義な研修でした。学校に戻って、今回勉強になったことを同僚に伝えて、現場で少しずつ実践していきたいと思います。

・理想⇔現実 どうするの?というところに最後行きつき、ここからはじまるということを感じたシンポジウムでした。ありがとうございました。

鈴木康広 見立てのワークショップ

Yashuhiro Suzuki for wechat 00000

日本で注目の若手アーティスト、鈴木康広氏を北京にお招きし、「見立て」をテーマにしたワークショップとトークイベントを実施します。

鈴木氏の創作は、私たちの身近にあるものを何かに見立てるという形で、あたりまえとされる物の見方とは違う視点を提示する、大変興味深い創作です。今回はこの見立ての芸術について、30人ほどの一般参加者とワークショップを行うとともに、公開のトークイベントを実施します。

 

見立て写真の見本

678641997102682347

 

また、特別ゲストとして、川上典李子氏をお招きし、日本のデザイン界の現状についてご紹介いただきます。皆様のご参加をお待ちしております。

 

イベント概要

川上典李子 トーク

日程: 2017年3月26日(日)

17:30-18:00  受付

18:00-20:00 トーク

鈴木康広 ワークショップ  3/16午前11時に申し込み締め切り

日程: 2017年3月27日(一)

14:30-15:00  受付

15:00-17:00  ワークショップ

概要: ワークショップでは、参加者のみなさんに「見立て」を体験していただくため、

 鈴木氏の「見立ての標本」に習って、写真を集めていただきます。

鈴木康広 トーク

日程: 2017年3月27日(一)

17:30-18:00  受付

18:00-20:00 トーク

会場:  751D·PARK北京时尚设计广场 时尚回廊 艺文空间 (北京市朝阳区酒仙桥路4号)

主催:   国際交流基金 北京日本文化センター

共催:751 logo

 


 

アーティストの紹介

suzuki1

鈴木 康広

1979年静岡県浜松市生まれ。2001 年東京造形大学デザイン学科卒。

日常のふとした発見をモチーフに、誰もが知っているものを新鮮な感覚で捉え直す作品を制作。国内外の展覧会をはじめ、パブリックスペースのコミッションワーク、大学の研究機関や企業とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。代表作に《ファスナーの船》(2010)、《まばたきの葉》(2003)、《空気の人》(2007)など。2014年、水戸芸術館や金沢21世紀美術館で個展を開催。2016年には、「ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」に日本代表として公式参加。作品集に『近所の地球』(青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社)がある。2014毎日デザイン賞受賞。

現在、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員。→鈴木康広 公式ホームページ

© photo:Masako Nakagawa

 

代表作品

《ファスナーの船》/ Zip-Fastener Ship

 

 

 

《まばたきの葉》/ Blinking Leaves

222

 

 

 

 

 

 

 

Photo: Katsuhiro Ichikawa

Courtesy of SPIRAL/Wacoal Art Center

 

 

 

《空気の人》/Aerial Being

555

SUZUKI Yasuhiro’s Mitate Laboratory

2014, Design Gallery, 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa

Opening Program: Appearance of Large-sized Aerial Being

Photo: Keizo Kioku

Courtesy: 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa

 

 

《遊具の透視法》(2001)/“ Perspective of the Globe Jungle ”

666

 

 

 

 

 

 

Photo: Rinko Kawauch

 

 

《りんごのけん玉》


 

 

 

 

 

 

 

《キャベツの器》(2004)/“ Cabbage Bowls ”

888

 

 

 

 

 

 

 

Cabbage Bowls

for TAKEO PAPER SHOW 2004 “HAPTIC”

 

 


 

特別ゲスト

999

川上 典李子

デザインジャーナリスト,21_21 DESIGN SIGHTアソシエイトディレクター。テザインプロジェクト、現代アート、に関する執筆、講義、講演、展覧会企画を行う。2016 年時点での定期執筆先:日本経済新聞社、「AXIS」、「日経デザイン」、「VOGUE」、「FIGARO JAPON」「PEN」、「ELLE DECO」他。

 

 

 

 

 

TPAM2017報告会

○banner

 

TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティングin横浜)は、1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームの一つとして国際的に認知されています。国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報とインスピレーション・ネットワークを得る場です。

本年、国際交流基金北京日本文化センターは、中国から3名の演劇人をTPAMに送り込みました。来る3月17日、彼ら3名と、特別ゲストとしてTPAMスタッフの経験を持つ新田幸生氏も加えたメンバーで、TPAMについて、日本の現代演劇について語り尽くします。

ぜひ、この機会をお見逃しなく!

—————————————————————————————————————————-

時間: 2017年3月17日(金)18:00~20:30

17:30~18:00:受付開始

18:00~18:15:TPAM概要紹介

18:15~19:45:発表者からの報告、ディスカッション

19:45~20:30:Q&A

場所: 北京日本文化センター 多目的ホール

主催: 国際交流基金 北京日本文化センター

申込: http://t.cn/RJH3TuS

—————————————————————————————————————————-

*特別ゲスト

Nitta新田 幸生 (陳汗生)

日本生まれ台湾育ちのプロデューサー。国立台北芸術大学大学院アートマネジメント修士課程卒業。フリーの舞台制作者として、演劇とダンスの舞台制作やフェスティバルの制作に関わり、台北を中心に日本やアジアとの国際交流を深めるプロジェクトを数多く手がける。現在は台湾のShakespeare’s Wild Sisters Group、Huang Yi Studio +などのプロデューサー、台北芸術祭、台北フリンジ、台北子供芸術祭の広報担当を務めている。

 

 

 

 

*発表者:

zhangyuan张渊

パフォーミングアーツのキュレーター・プロデューサーとして現代演劇の公演や学術プログラムを手がける。フリーライター。近年の企画では、PSAの「聚裂」プログラム(小珂×子涵の『舞踏共和』と孫暁星の『これはあなたが欲しいもの… 他の人にあげてはならない』)、『ニャオリンピック』(McaMの「なぜパフォーマンスか」展に参加)、上海「组合嬲niao」結成10周年芸術祭、ACT国際演劇祭ユニット企画など。ライターとしては、評論を『芸術世界』、『芸術界』、『天南』、『週末画報』、『Numero 大都市』などに発表するほか、サミュエル・ベケットの『勝負の終わり』、デビッド・ハロワーの『ブラックバード』などの戯曲を翻訳。

 

 

wanglin王林

国際関係学院卒業後、2010年より中間劇場に就職、劇場ディレクターを務める。中間劇場のプログラムを企画・制作するとともに、中間劇場レジデンスプログラムの審査を行う。主の企画に、ベルギーの演出家とオランダの劇作家による『毒』の中国語版制作や、自閉症患者向けのワークショップ、北京国際映画祭舞台映画ユニットの企画などがある。

 

 

 

 

zhaoxi赵玺

中央民族大学舞踏学院講師、ディレクター、ダンサー、アメリカニューヨーク大学Tisch芸術学院の芸術の修士、中央民族大学舞踏学院文学修士。何度も中国の少数民族の代表として政府文化交流団とともにアメリカ、オーストラリア、香港とマカオなどに行き、パフォーマンスと交流を行った。創作兼指導したダンス作品が中国舞踊「ハス賞」ディレクター铜奖、「桃李杯」中国芸術学院のダンスコンテスト指導先生賞、北京ダンスコンテストディレクター金賞などを受賞。

米国で勉強している間に、彼女がKate Waere、Deborah Jowittなどの有名な監督の作品に出演し、優れたパフォーマンスでP.E.O国際平和奨学金とTisch芸術学院奨学金を獲得した、そして交換生としてヨーロッパオーストリアザールブルク舞踊学院とオランダ斯実験アムステルダム芸術学院の演劇舞踊科に学び、現代ダンスパフォーマンスと舞踊劇場プロデュースを学習した。

帰国後、北京9現代ダンス団に雇われ、当代舞劇場「蛾」を創作し、朝阳9劇場と天津大劇場で公演した。北京京劇院の要請で形体設計を担当し、新編小劇場京劇「惜.娇」、「碾玉观音」を創作した。

柴幸男演劇ワークショップ

Shiba yukio gif

 

日本を代表する若手演出家・劇作家の柴幸男氏が、3月、中国・北京で執筆する戯曲を題材にワークショップを実施します。

柴氏は、何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲と、ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴です。舞台は劇場から喫茶店、島などの公共空間まで、新しい方法論で新作を作るとともに、進化しつつあります。

今回のワークショップでは、柴氏の戯曲を通じて、その独特な言葉遣いや演出手法を体験してもらうとともに、戯曲の翻訳をワークショップの一環として行い、参加者のみなさんで短い作品として仕上げてもらいます。

 

 

イベント情報


【期 間】2017年3月20日(月)―2017年3月25日(土)

         3月25日成果発表

【会 場】北京9劇場 (北京市朝外小庄朝陽区文化館)

【主催者】国際交流基金 北京日本文化センター

【支 持】9劇場

9劇場

 

 

 

 

 

柴幸男


Shiba Yukio

柴幸男 (SHIBA YUKIO)

劇作家、演出家、ままごと主宰

多摩美術大学専任講師

急な坂スタジオレジデント・アーティスト

 

劇場から船上まで、学芸会から工場見学まで、場所や形態を問わない演劇活動を全国各地で行う。

2009年に劇団「ままごと」旗揚げ、2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。2015年に再々演された同作は東京・小豆島で約9000名を動員。また同作は韓国語、英語にも翻訳されソウルやNYでも上演される。

2015年、文化庁東アジア文化交流使として北京に滞在しWSや講演を行った。

 

 

柴幸男代表作


『わが星』

地球と団地に暮らす少女を重ねた、柴幸男の代表作。全編時報に合わせて上演されラップを取り入れた新しい音楽劇。2015年に東京・小豆島で再々演を行い約9000名を動員。

わが星xiao

 

『わたしたちの星』

2014年に現役高校生をオーディションして創作される。火星への移住が進む未来、地球に取り残された高校生の夏休みを描く。2017年に新たな高校生たちと再創作される

わたしの星

 

『あたらしい憲法のはなし』

日本国憲法を原作に市民公募のキャストと創作された野外水上劇。水没した世界の小さな島を舞台に憲法が生まれる瞬間を描く。

あたらしい憲法のはなし

 

『THEATERZOU-NO-HANA』

横浜 象の鼻テラスにて行われたパフォーミング・パーク(演劇的公演空間)。ラジオ、体操、クルーズなど様々な形式の演劇を2013年より3年間、上演。

ゾウノハナ小

 

『港の劇場』

2013年の瀬戸内国際芸術祭より小豆島に滞在し創作上演している作品。港全体を劇場に演劇・ダンス・音楽作品を発表。

港の劇場

2017年第1回日本語能力試験の申込案内

2017年7月2日日本语能力测试网上报名将于2017年3月10日开始。有关报名、考试的相关规定和报名步骤,请仔细阅读报名网站的《考生须知》和《报名步骤》。

 

重要提示:中国大陆考生参加考试必须携带的唯一身份证件是有效的“中华人民共和国居民身份证”原件。根据《中华人民共和国身份证法》,任何居民无论是何年龄,均可向户籍所在派出所申领身份证。特别提醒未申领身份证或身份证已过期的青少年考生提前办理,以免影响考试。

 

网上报名分两个阶段进行。第一阶段考生仅进行个人信息注册和上传电子照片;第二阶段除考生可继续注册外,按N1、N2、N3~N5的顺序依次分别开放考试名额供已完成个人信息注册与上传电子照片的考生选择级别和考点,此阶段要求考生完成预定考位和支付考费等全部报名手续。

 

网上报名开通时间的具体安排如下

报名步骤 日期及时间
开通日期 截止日期
报名 注册 3月3日 14:00 4月7日 14:00

(逾期不予补报)

N1 3月14日 14:00
N2 3月16日 14:00
N3~N5 3月17日 14:00
打印准考证 6月26日14:00下载打印准考证 7月2日
考试 7月2日 13:00入场
领取成绩单 考试结束后3个月左右到达考点

 

 报名网站网址为 http//www.etest.edu.cn(教育网)或http//www.etest.net.cn(公网)

自本次考试开始增设西南民族大学和山东大学(威海)考点。

 

教育部考试中心海外考试报名信息网

2017年2月24日

3月に北京で松竹大歌舞伎公演を開催

hp small

 日中国交正常化45周年記念事業logo1

 

国際交流基金と松竹、3月に中国・北京で松竹大歌舞伎公演を開催

 


 

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、本年で日中両国の国交正常化から45周年を迎えることを記念し、3月18日(土)から20日(日)までの3日間(計5回)、中国・北京で松竹大歌舞伎の公演を開催いたします。当基金では、日中国交正常化45周年記念事業として複数のプロジェクトを企画している中において、本歌舞伎公演は、周年事業の開幕を飾る事業として実施する運びとなりました。

このたびの松竹大歌舞伎北京公演は、歌舞伎の魅力を中国の観客に存分に堪能いただけるよう、工夫されたプログラムで構成されます。『義経千本桜』では歌舞伎の様式美を、『恋飛脚大和往来』では歌舞伎のドラマ性を、そして、『藤娘』では女方の舞踊を楽しんでいただくという趣向です。

主な出演者には、中村鴈治郎丈、中村芝翫丈、片岡孝太郎丈ら豪華な顔ぶれが並びます。中村鴈治郎丈と父・坂田藤十郎丈は、2007年に日中国交回復35周年記念事業として中国4都市で行われた公演にご出演されました。今回の企画は、10年ぶりの本格的な古典歌舞伎の名作公演となり、大谷信義松竹株式会社会長率いる総勢100名近くにものぼる公演団が北京に赴きます。会場となる北京天橋芸術中心は、2015年にオープンした新しい劇場であり、大中小の3つのホールを有する大規模劇場です。今後、地下鉄の駅に直結することが計画され、北京における舞台芸術の中心的役割を果たすことが期待されております。

 

news conference1

 

本日開催しました記者発表会におきましては、中村鴈治郎丈より「『封印切』をどのように受け入れていただけるか楽しみです」「日本人の心、人と人とのつながりを感じていただきたい」、中村芝翫丈より「中国の皆様に歌舞伎の文化を理解していただけますよう一生懸命努力していまいります」、片岡孝太郎丈からは「女方の舞踊は歌舞伎の基本です。日本の美を見せたい」とのコメントがありました。

 

news conference2

 

本事業の実施により、日中両国の文化交流が一層発展・興隆するよう期待しております。

 

 <公演概要>

【日   時】  2017年3月

18日(土)     13時30分開演/19時00分開演(2回公演)

19日(日)     13時30分開演/19時00分開演(2回公演)

20日(月)     19時00分開演(1回公演)

 

【上演演目】   『義経千本桜 鳥居前』『玩辞楼十二曲の内 恋飛脚大和往来 封印切』『藤娘』

 

【主な配役】   『義経千本桜 鳥居前』

佐藤忠信実は源九郎狐    中村 芝 翫

静御前                 片岡 孝太郎

逸見藤太                中村 福之助

武蔵坊弁慶              中村 橋之助

源義経                  市川 門之助

 

『恋飛脚大和往来 封印切』

亀屋忠兵衛              中村 鴈治郎

傾城梅川                中村 壱太郎

井筒屋おえん            上村 吉  弥

丹波屋八右衛門          中村 芝  翫

 

『藤娘』

藤の精                  片岡 孝太郎

 

【会   場】    北京天橋芸術中心 中劇場(900席)

【入 場 料】    380元、 280元、 100元、 80元 チケット購入はこちら

【主   催】       独立行政法人国際交流基金

【運   営】    中国対外文化集団公司

【企画・製作】   松竹株式会社、中国対外演出公司

【後    援】   中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、在中国日本国大使館

 

<上演演目・みどころ>

『義経千本桜 鳥居前』

兄源頼朝との不和により謀反の疑いをかけられた義経は、やむなく都を追われ、武蔵坊弁慶ら、わずかな家来とともに伏見稲荷にたどり着きます。そこへ義経らの後を追って愛妾の静御前が現れますが、義経は静御前に都へ留まるように諭し、初音の鼓を自らの形見として預け、立ち去ります。残された静御前は、鎌倉方の追手に捕われそうになりますが、駆けつけた家臣佐藤忠信が救い出します。そこに戻ってきた義経は、忠信に静御前の守護を命じ、西国へ落ち延びて行くのでした。

『義経千本桜』より狐忠信が豪快な荒事で活躍する一幕を、芝翫の狐忠信、門之助の義経でご覧いただきます。

 

『玩辞楼十二曲の内 恋飛脚大和往来 封印切』

淡路町の飛脚問屋亀屋の養子・忠兵衛は大坂新町の遊女梅川と言い交わす仲ですが、丹波屋八右衛門が梅川を身請けすると言い出して喧嘩となります。忠兵衛には身請けの金すらないと、八右衛門に満座の中で恥をかかされた忠兵衛は、屋敷へ届けるはずの為替の金の封印を切ってしまいます。公金横領の大罪を犯してしまった忠兵衛は訳を知った梅川と共に、何も知らない廓の皆に見送られ、死出の旅立ちをするのでした。

「玩辞楼十二曲」は上方の名優・初世中村鴈治郎が自身の得意芸を制定したもの。現・四代目鴈治郎の忠兵衛、芝翫の八右衛門で、廓を舞台に情緒豊かな上方歌舞伎の醍醐味を存分にご堪能ください。

 

『藤娘』

松の大木に藤の花が絡んで咲き乱れているところへ、塗笠をかぶり藤の枝を手にした愛らしい娘が現れます。大津絵から抜け出したように可憐な娘は実は藤の精。男心のつれなさを名所近江八景によせて踊り、恋のもどかしさを艶やかに踊っていきます。そして、松の大木に去っていった藤の精は、やがて小蔭から現れ、ゆったりと踊り始め、ほろ酔いの姿を艶やかに見せます。続いて娘の可愛らしさと、廓の女性の色気が織り混ざった華麗な手踊りとなりますが、やがて日も暮れ、いつしかその姿を消すのでした。

孝太郎の華やかで可憐な舞踊をご堪能ください。

 

<主な出演者プロフィール>

image006

中村鴈治郎 (四代目、成駒家)

1959年2月6日生まれ。坂田藤十郎の長男。1967年11月歌舞伎座『紅梅曾我』の一萬丸で中村智太郎を名のり初舞台。1995年1月中座『封印切』の忠兵衛ほかで五代目中村翫雀を襲名。2015年1~2月大阪松竹座において、『封印切』の忠兵衛、『廓文章』の伊左衛門で、上方歌舞伎を代表する名跡のひとつ、中村鴈治郎を四代目として襲名。海外公演は今回で9度目。中国、北京での公演は2004年6月、2007年9月以来3回目となる。この2007年公演は日中国交正常化35周年を記念して行われ、北京はじめ、上海、杭州、広州の4都市を巡演した。

 

image008

中村芝翫 (八代目、成駒屋)

1965年8月31日生まれ。七代目中村芝翫の次男。1970年5月国立劇場『柳影沢蛍火』の吉松君で中村幸二の名で初舞台。 1980年4月歌舞伎座『沓手鳥孤城落月』の裸武者石川銀八ほかで三代目中村橋之助を襲名。2015年10・11月歌舞伎座で八代目中村芝翫を襲名。立役として時代物、世話物、新歌舞伎など、幅広い分野で当り役を持つ。『熊谷陣屋』熊谷直実、『義経千本桜 渡海屋・大物浦』渡海屋銀平実は新中納言知盛、『極付幡隨長兵衛』幡隨長兵衛、『天保遊侠録』勝小吉など多くの持役がある。海外公演は、今回で5度目となる。

PONO46_5
片岡孝太郎 (初代、松嶋屋)

1968年1月23日生まれ。十五代目片岡仁左衛門の長男。1968年7月歌舞伎座『夏祭』の市松で片岡孝太郎を名のり初舞台。『毛谷村』のお園、『神霊矢口渡』のお舟、『御浜御殿綱豊卿』のお喜世、『野崎村』のお光、『妹背山婦女庭訓』のお三輪など幅広いレパートリーで時代を担う女方の一人。上方歌舞伎の女方の役にも色気があり『女殺油地獄』のお吉、『河庄』の小春などでも好評を得る。テレビや映画でも活躍の場を広げており、海外公演は今回で3度目となる。

 

<歌舞伎海外公演>

松竹株式会社は、1895年の創業以来、世界で唯一の歌舞伎の製作・興行会社として、歌舞伎をはじめとする日本固有の伝統芸術の継承と発展、世界への発信に努めて参りました。歌舞伎の海外公演には昭和のはじめより取組み、約90年間にわたり38ケ国で公演を行って参りました。このたびの北京公演は72回目の歌舞伎海外公演となります。中国での初の歌舞伎上演は1955年10月で、この度の北京公演で5度目を数えます。「歌舞伎は旅する大使館だ」という新聞評をいただきましたのは、 1978 年3月の訪豪歌舞伎公演のことでした。

 

<独立行政法人国際交流基金>

国際交流基金は世界の全地域において、総合的に国際文化交流事業を実施する専門機関です。1972年に外務省所管の特殊法人として設立され、2003年10月1日に独立行政法人となりました。国内に本部(東京・新宿)と京都支部、2つの付属機関(日本語国際センターおよび関西国際センター)、海外23か国・24の海外拠点(うち2か所はアジアセンター連絡事務所)を持ち、文化芸術交流、海外における日本語教育および日本研究・知的交流の3つを主要活動分野として、世界の人々と日本の人々の間でお互いの理解を深めるため、さまざまな企画や情報提供を通じて人と人との交流をつくりだしています。

HP: http://(http://www.jpf.go.jp/j/index.html )

蓮沼執太個展 2017年1月14日に開幕

compositions51

2016年度東アジア文化交流使に選ばれた作曲家・現代アーティストの蓮沼執太が、2017年1月14日から、北京人文芸術センターにて個展『作曲的』を開催いたします。展示のほか、トークイベントやワークショップなども予定しています。

展覧会情報

作曲的 compositions
蓮沼執太 Shuta Hasunuma
展覧期間: 2017年1月14日~2017年1月24日
開幕日:1月14日 15時~19時
会 場:北京人文芸術センター
住 所:北京市東城区五道営胡同3号
開館時間:10時~18時(定休日:月曜日 2017年1月14日15時開館)
主催者:北京日本文化センター、北京人文芸術センター
後 援:文化庁(2016年度東アジア文化交流使)

開幕式内容

14:30  メディア受付
15:00  キュレーター回覧
15:30  アーティスト・トーク(お申込みはこちら
18:00  パフォーマンス

メディア受付:朱文琪 wenqi.zhu@bcac.org.cn

 

ヨーロッパ音楽の模範はロマン主義の原則であり、それは「不安が巻き起これば、安心感を与え、無秩序が生み出されれば、秩序を打ち立て、問題が生じれば、それを解決する」というロジカルな循環の原則である。蓮沼執太の作曲は決して論理的な構成を強調せず、むしろ身体と感覚による体験を重要視する。豊富な音のサンプルから都市と自然の情報を聞き出し、人と人の間に音によってできた言葉を紡ぐ。物事の合間に音楽で自由に飛び回る隙間を創り出し、ものの見事に、これらの隙間を秩序立てることなく自然な形でまとめ上げる。そして既存の物事と矛盾することなく新しい景観を生み出す。
人の耳は機械とは異なり、ある一定の知覚の幅と範囲がある。機械の機能には限界があるが、蓮沼執太は常に音を見つけ、音を探し、音を求め続けることで、人が聞こえる最も心地よい音の幅と範囲に迫る。鑑賞者は、飽和した有限の時間と空間の中で解き放たれ、軽やかに、音の本当の姿に最大限近づくことができる。

北京人文芸術センター
キュレーター  毕昕

 


 

web_04_MG_2148-1

ShutaHasunuma”compositions:rhythm”,SpiralGarden,2016      Photo by YumaMaehara

 

いつも、どうにかして時間を変化させたいという欲求があります。しかし、そんなエゴは置いてきぼりにされて、自然に(勝手に)時間は動いています。真っすぐに、またはサークル状のような円環に、それとも強烈な圧縮によって不確定、偶然的に動いています。そんな中で引っかかってくるのが「リズム=律動」です。いわゆる西洋音楽を構成する要素なんて言われたりもしますが、人間の営みそのものでもあります。音楽と結ばれながら飛んでいる作品群をお楽しみ下さい。  ―――蓮沼執太

 

蓮沼執太

1983年、東京都生まれ。音楽作品のリリース、蓮沼執太フィルを組織して国内外でのコンサート公演をはじめ、映画、演劇、ダンス、音楽プロデュースなどでの制作多数。近年では、作曲という手法を様々なメディアに応用し、映像、サウンド、立体、インスタレーションを発表し、個展形式での展覧会やプロジェクトを活発に行っている。最新アルバムに『メロディーズ』(2016)、シアターピース『TIME』(神奈川芸術劇場・KAAT)がある。自ら企画・構成をするコンサートシリーズ『ミュージック・トゥデイ』を主催。2014年はアジアン・カルチャル・カウンシル(ACC)の招聘によりニューヨークに滞在。主な個展に『作曲的|compositions – space, time and architecture』(国際芸術センター青森 2015)、『have a go at flying from music part3』(東京都現代美術館 ブルームバーグパヴィリオン 2012)など。

蓮沼さんのCVはこちら

 


音楽パフォーマンス コラボアーティスト

北鴎

1987年生まれ。北京ベース。2009年から舞踏の振付と表現を始め、キュレーター/パフォーマーとして舞踏や音をテーマとする即興イベントを数多く手がける。2012年からはフィジカルアートやその他様々な形式を取り入れて創作を行う。

 

李青

北京ベース。電子音楽デュオ「Soviet Pop」、雑音楽バンド「Rat the Spy 51」、ロックバンド「Snapline」のメンバー。主にシンセサイザーを演奏し、ギターや三味線など、その他も楽器も扱う。北京XPクラブの新しい音楽シーンで活躍する一人。密集音楽祭や、「即興委員会」による「リビングルーム・ツアー」など、様々な公演に参加。これまでにAxel Doerner、Lionel Marchetti、Sachiko M、Blixa Bargeldなどの音楽家、程然などのアーティストとコラボ。

 

楊帆

フリー女性音楽家。作曲、編曲、プロデュースを手がけ、兼業として挿絵も描く。15歳から中国初の女性パンクロックバンド「Hang On The Box」の立ち上げに参加し、ドラムとギターを担当。2003年同バンドを脱退し、2004年に伝説のガールズバンド「ourself beside me」を結成。コアメンバーとして、ボーカル、ギター、キーボードを演奏。2010年から独立し、個人の音楽事業を展開。様々な演劇、ダンス劇、映像作品の作曲、編曲、演奏、プロデュースを手がける。同時に、国内外のバンドやミュージシャンのプロデュースや編曲も行う。

 

 

「第2回“日本語教育学の理論と実践をつなぐ”国際シンポジウム」開催のお知らせ

開催通知(PDF)

参加申込書(DOC)

研究発表応募用紙(DOC)

 

2016年3月首届《日语教育基础理论与实践系列丛书》出版发行暨“理论与实践结合的日语教育学”国际研讨会在北京举行,收到了参会者的广泛好评(详情参见  http://www.jpfbj.cn/jp/sys/?p=864  )。本次研讨会是以“理论与实践结合的日语教育学”为主题的第二届国际研讨会。

本届研讨会由北京日本文化中心(日本国际交流基金会)、北京外国语大学北京日本学研究中心和高等教育出版社有限公司联合举办,其主旨是在《日语教育基础理论与实践系列丛书》的基础上促进理论与实践结合的日语教育研究,引导参会者学习并思考教学实践的设计、实施和研究方法。

为此,组织方将聚焦实践研究,邀请海内外专家进行演讲,组织专题论坛和研究发表,还将举办“2016年日语教育学实践研修优秀报告发表会”。本研讨会主题鲜明,内容丰富,期待广大日语教师积极报名参加!

 

有关事项通知如下:

时   间:

2017年3月18日—19日(17日下午报到,19日下午离会)

另19日下午将在同一会场举行(日本)言语文化教育研究学会(ALCE)的研究例会。欢迎参加!

内   容:主旨演讲、专题论坛和研究发表(详见日程)

地   点:高等教育出版社有限公司(北京市西城区德外大街4号)

费   用:会议费免费(交通费、住宿费自理)

主题报告和专家讲座:

细川英雄(早稻田大学、言语文化教育研究所)、林洪(北京师范大学)、佐藤慎司(普林斯顿大学)、朱桂荣(北京外国语大学北京日本学研究中心)等

本次研讨会面向全国高校日语教师征集实践研究的发表,与会代表人数上限为90名。我们将根据报名表和论文提要加以筛选,并以电子邮件形式发出参会邀请。

 

北京日本文化中心           高等教育出版社有限公司       北京日本学研究中心

                        (日本国际交流基金会)                总编辑办公室

2016年12月

 

 

日程(暂定)

日時 プログラム
318日(土)
9:0010:00 開幕式、記念式典
  主催側代表来賓挨拶、記念撮影
10:00-11:00 基調講演① 細川英雄先生(早稲田大学/言語文化教育研究所)

「実践研究は何をめざすか―日本語教育における実践研究の意味と可能性」

11:10-12:10 基調講演② 林洪先生(北京師範大学日本語教学教育研究所)

「新しい教育標準の理念と日本語教育実践の課題」

12:10-14:00 昼食
14:00-14:20 報告① 朱桂栄先生(北京外国語大学北京日本学研究センター)

「日本語教育学実践研修を通じての、理論と実践をつなぐ試み」

14:30-17:30 研究発表会(5分科会 発表者数30名)

(日本語教育学実践研修優秀レポート発表/一般応募発表)

(20分発表+10分質疑応答・コメント)

18:00-2000 懇親会
319日(日)
8:30-9:30 基調講演③「未来を創ることばの教育をめざして」

佐藤慎司先生(プリンストン大学)

9:40-9:45 パネルセッション説明

「日本語教育の実践能力向上をめざして、私たちはなにをするのか」

9:45-10:00 報告② 細川英雄先生「教育実践能力と実践研究」
10:00-10:15 報告③ 林洪先生「日語教学研究会教師研修プロジェクトの狙い-実践能力向上にむけて」
10:15-10:30 報告④ 韓蘭霊先生(大連理工大学)「現場教師の実践研究への支援」
10:40 -11:30 壇上討論 

細川英雄+林洪+佐藤慎司+朱桂栄+韓蘭霊(司会:平田好)

11:40-12:15 総括
12:15-12:30 閉幕式
12:30-13:30 昼食

「2016年夏季全国中等日本語教師研修会」実施報告

北京日本文化センターは人民教育出版社と共催で、毎年春と夏に全国の初等・中等教育機関の日本語教師を対象とした研修会を行っています。この研修会では、新しい教育理念を考えると同時に、自分たちの日々の授業を振り返ることができるように内容を工夫しています。以下に、2016年夏季研修の様子をご報告します。

 

2016SMchuto1

ワークショップ・小グループによる教案作成

2016SMchuto2

ワークショップ・ポスター発表

 

日程:2016年7月25日(月)~28日(木)

会場:人民教育出版社(北京市)

主催:国際交流基金北京日本文化センター・人民教育出版社課程教材研究所

テーマ:「語篇教学の視点から授業を考える」(中文タイトル:语篇与日语教学)

参加者:

68名(54機関)

うち、中等教育機関66名(52機関)、初等教育機関2名(2機関)

 

2016SMchuto3

 

プログラム詳細

(1)事前課題

今までの授業を振り返るために、今までに自分が使用した教科書の中から課を1つ選び、その時作成した教案(1課分)を提出してもらいました。

 

(2)テーマに関する講義

◆「語篇教学と日本語教育」:朱桂栄先生(北京外国語大学北京日本学研究センター)

語篇教学に関する基礎理論について、語篇教学の外観、語篇教学の中心的な考え方、語篇教学設計する際の注意点の説明があり、その後、語篇教学での設計を体験し、考える機会をグループで持ちました。

◆「語篇教学と課程標準」:冷麗敏先生(北京師範大学日本語教育教学研究所)

改訂中の課程標準における語篇教学の位置づけについて説明がありました。

◆「語篇教学の視点から語彙授業を考える」:李家祥(人民教育出版社)

語彙学習のストラテジーや語彙の教え方などを語篇教学の視点を交えて説明がありました。

◆「語彙教学の視点から読解授業を考える」:小川佳子(国際交流基金北京日本文化センター)

読みかたを育てる授業活動を紹介し、語篇教学の視点から授業を考えました。

◆「ポートフォリオの教育的機能」:平田好(国際交流基金北京日本文化センター)

21世紀型スキルの説明も含めて、ポートフォリオの教育的機能について紹介がありました。

2016SMchuto4

 

(3)事前課題分析とワークショップ(3~4人のグループ作業)

担当:張金龍(人民教育出版社)、小川佳子(国際交流基金北京日本文化センター)

ワークショップの目標を、語篇教学の視点を取り入れた授業をデザインすることに設定し、グループごとに考え、最後にポスター発表を実施しました。

 

研修2日目(7月26日)
事前課題分析

(40分)

全体討議

(2教室に分かれて実施)

代表者1名が事前課題で提出した教案について説明をし、その後、全体で、語篇教学の視点からその教案について考察・検討しました。
ワークショップ①(110分) 各グループで事前課題分析

(2教室に分かれて実施)

3~4人のグループに分かれ、まず前日の講義についての振りかえりを行いました。その後、各自の事前課題の教案について、グループ内で改善点を検討しました。
ワークショップ②(110分) 教案作成

(2教室に分かれて実施)

各グループで、教科書『日語』を使って、1コマ(40分程度)の授業教案を、語篇教学の視点で作成しました。
研修3日目(7月27日)
ワークショップ③(50分) ポスター作成

(2教室に分かれて実施)

前日作成した教案を、ポスターにまとめ、発表準備をしました。
ワークショップ④(110分) ポスター発表

(2教室に分かれて実施)

5グループが1つの班となり、班内でポスター発表をしてもらいました。

2016SMchuto5

グループによるポスター作成

(4)教学経験交流会

3つの班(①高校から日本語学習開始の生徒を受け入れている学校②中学から日本語学習開始の生徒を受け入れている学校③職業学校及び第二外国語として日本語学習をしている学校、その他)にわけて、教学の交流を行いました。

 

(5)授業実践例紹介

研修参加の先生方に、文化を扱った授業の実践紹介をしていただきました。

★趙凯芳先生(上海市航空服务学校):飛行機のお寿司弁当

★馬力晗先生(江苏省常州旅游商贸高等职业技术学校):侘びと寂から見た日本人の美意識

★史広玲先生(大庆外国语学校):中学校一年生向けのいけばな教学

★席芬先生(中山市小榄中学):日本式卒業式、卒業文集作成等

★魏譞先生(北京市北外附属外国语学校):北外付属外国語学校の日本文化教学(日本の姉妹校との交流等)

★大瀧夕先生(湖北省黄冈市外国语学校)、大日方春菜先生(内蒙古通辽市科尔沁区第三中学)、若林和夫氏(人民教育出版社JICAシニアボランティア隊員):盆踊りと民謡

2016SMchuto6

2016SMchuto7 

 

 

 

 

   

(6)その他のプログラム

◆『艾琳学日语』紹介 担当:清水美帆(国際交流基金北京日本文化センター)

《艾琳学日语》は、DVDで学ぶ日本語『エリンが挑戦!にほんごできます。』を、中国向けに特別に再編集した日本語学習教材です。教材の概要を紹介しました。

2016SMchuto8

 

 

※参考サイト

WEB版『エリンが挑戦!にほんごできます。』 https://www.erin.ne.jp/jp/

『艾琳学日语』特設サイト(中国語) http://www.jpfbj.cn/erin/

◆社史館・百年教科書展見学

人民教育出版社内にある社史館・百年教科書展示を、担当者の説明とともに見学しました。

◆国際交流基金紹介

国際交流基金および北京日本文化センターと、国際交流基金が主催する教師研修について紹介しました。また、2015年度中国中等日本語教師訪日研修に参加した余雨卿先生(浙江省仙居县横溪中学)と席芬先生(中山市小榄中学)に研修参加の感想等を話してもらいました。

 

(7)研修ポートフォリオ記入 

毎日最後にふり返りを行い、研修でわかったこと、わからなかったことを整理しました。

 

日程表

時間 内容 司会担当
7/24(日) 午後 受付
1日目 7/25(月) 午前 9:00-9:30 30分 開会式 オリエンテーション 記念写真撮影 皮俊珺
9:40-10:40 60分 テーマ講義①「语篇研究与课程标准」  北京師範大学 冷麗敏先生 皮俊珺
10:50-11:50 60分 テーマ講義②「语篇教学与日语教育」  北京外国語大学北京日本学研究センター 朱桂栄先生 皮俊珺
12:00-14:00 昼食
午後 14:00-15:20 80分 講義③「語篇教学の視点から語い授業を考える」  人民教育出版社 李家祥 張金龍
15:30-16:50 80分 講義④「語篇教学の視点から読解授業を考える」  北京日本文化センター 小川佳子 張金龍
17:00-17:45 45分 特別講義「ポートフォリオの教育的機能」  北京日本文化センター 平田好 張金龍
17:45-17:55 10分 ポートフォリオ記入 小川
18:00-20:00 懇親会 張金龍
2日目 7/26(火) 午前 9:00-9:40 40分 参加教師による事前課題報告(授業実践報告) 張金龍

小川

9:50-11:40 110分 ワークショップ①事前課題分析(検討と修正) 張金龍

小川

11:40-14:00 昼食
午後 14:00‐14:50 50分 人教社社史館、百年教科書展示館 見学 張金龍
15:00-16:50 50分 ワークショップ② 教案作成   各自作業 張金龍

小川

60分   グループ作業
16:50-17:00 10分 ふりかえり(ポートフォリオ記入) 張金龍

小川

3日目 7/27(水) 午前 9:00-9:50 50分 ワークショップ③ ポスター作成 張金龍

小川

10:00-11:50 110分 ワークショップ④ ポスター発表 張金龍

小川

11:50-14:00 昼食
午後 14:00-16:50 170分 教学経験交流会(学校種類別) 人教社
16:50-17:00 10分 ふりかえり(ポートフォリオ記入) 人教社
4日目 7/28(木) 午前 9:00-12:00 180分 参加教師による文化授業実践報告 若林
12:00-14:00 昼食
午後 14:00-14:30 30分 国際交流基金紹介  (訪日研修報告含む) 守屋
14:30-14:50 20分 『艾琳学日语』紹介 清水
15:00-15:30 30分 全体ふり返り・アンケート 小川
15:30-16:15 45分 修了式   終了総括・修了証書授与 張金龍